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唐松岳のテント泊でLED LENSER SEOを使い始めて以来、ヘッドライトをずっと更新していなかった。 2026年の登山シーズンを前に装備を整理する機会に、50g以下の軽量モデルを比較した。
選び方の基準は3つ。重量・最大ルーメン・充電方式だ。 この3軸で整理すれば、自分の山行スタイルに合うモデルが絞られる。
この記事について
対象読者: テント泊登山でUL化を検討している人、ヘッドライトの買い替えを考えている人。早朝出発・日没後下山など、夜間行動の可能性がある山行を想定する人。
扱う内容: - ヘッドライト選びの3つの基準 - 50g以下の軽量モデル4選の比較
ヘッドライトの選び方
① 重量——50gが一つの目安
テント泊の装備選びでは、ヘッドライトを「まず重量から決める」順序が合理的だと思っている。 50g以下を一つの基準にする理由は、これを超えると他の軽量化への意識と整合しにくくなるからだ。
ただし、軽さだけを追うと最大ルーメンが下がる。夜間行動の可能性がある山行では、軽さと明るさのバランスが問われる。
② 最大ルーメン——夜間行動なら200lm以上
夜間に登山道を歩く可能性があるなら、最大200lm以上を目安にする。 これは「真っ暗な稜線を問題なく歩ける」水準というより、「進行方向の確認と足元の危険箇所の視認が両立できる」水準だ。
テント場内での使用に限るなら、50lm前後で十分に機能する。 ただし「使わないはず」のシナリオが崩れたとき——下山が遅れる、天候が急変する——に備えるなら、200lm以上を確保しておく。
③ 充電方式——USB-Cへの統一
2026年現在、登山ギアの充電方式はUSB-Cへの移行が進んでいる。 バッテリー・GPS時計・ヘッドライトのケーブルを統一できると、携行アイテムが1本減る。 UL観点では小さく見えて、ザックの中の整理という意味で実際に効く。
MicroUSBモデルは軽量な選択肢として残っているが、専用ケーブルの追加が必要になる点は計算に入れておきたい。
4モデル 比較
| モデル | 重量 | 最大ルーメン | 充電方式 | 防水 |
|---|---|---|---|---|
| PETZL ビンディ | 35g | 200lm | MicroUSB | IPX4 |
| Nitecore NU20 Classic | 38g | 360lm | USB-C | IP66 |
| Black Diamond DEPLOY | 48g | 325lm | USB-C | IPX4 |
| Nitecore NU25 MCT UL | 47g | 400lm | USB-C | IP66 |
スペックは各メーカー公式サイトの情報をもとに記載(2026年4月確認)。
PETZL ビンディ
35gという数字が、このモデルの立ち位置を決める。 ヘッドバンド込みで35g。4モデルの中で最も軽い。
200lmという最大ルーメンは、夜間行動の最低水準をクリアしている。ただし充電方式がMicroUSBである点は、USB-C統一を目指す装備編成と合わない。専用ケーブルを1本追加することになる。
テント場内での使用が中心で、夜間行動の可能性がほぼない山行なら、35gという軽さに代わるモデルは少ない。
Nitecore NU20 Classic
重量38g・最大360lm・USB-C充電。3軸のバランスが最もよく整ったモデルだ。 ビンディより3g重いが、最大ルーメンは360lmと大幅に上がる。USB-C統一が完結する点も評価できる。
防水性能はIP66で、PETZLビンディ・Black Diamond DEPLOYのIPX4より高い規格だ。悪天候下での安心感がある。なおNitecore NU25 MCT ULも同じIP66規格だが、こちらは10g重くなる。 テント泊で夜間行動の可能性がある山行のファーストチョイスとして候補に入る。
Black Diamond DEPLOY
48gで325lm。USB-C充電。防水IPX4。 重量ではNitecore NU20 Classic(38g)に10g劣るが、ブランドの安心感と国内での入手しやすさを重視するならこのモデルが選択肢になる。
ブラックダイヤモンドはヘッドライトに関して長い実績を持つ。スペックだけで選べない判断軸がある人に向いている。
Nitecore NU25 MCT UL
4モデルの中で最も明るい400lmを実現しながら、47gに抑えている。USB-C充電。防水性能はIP66。
早朝出発・日没後下山の両方が現実的に想定される山行なら、この400lmが判断材料になる。 夏の北アルプスで行動時間が長くなる日程に向いたモデルだ。
まとめ
| モデル | 軽さ | 明るさ | USB-C | 防水 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|---|---|
| PETZL ビンディ | ◎ | △ | ✗ | ○ | 日中中心・テント場のみ |
| Nitecore NU20 Classic | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | テント泊・夜間行動あり |
| Black Diamond DEPLOY | ○ | ○ | ◎ | ○ | テント泊・ブランド重視 |
| Nitecore NU25 MCT UL | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 長時間行動・夜間ルートあり |
軽さと夜間行動の両立を求めるなら、Nitecore NU20 Classicが最も整ったバランスだ。38gでIP66防水、360lm。Black Diamond DEPLOYは48gで国内入手のしやすさがある。 夜間行動がほぼなく最大限の軽量化を図るなら、PETZL ビンディの35gは別格だ。
※スペック情報の出典:
Nitecore NU20 Classic(2026年4月確認)
Black Diamond DEPLOY(2026年4月確認)
Nitecore NU25 MCT UL(2026年4月確認)
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